アンチエイジングを真剣に考える(その2) [スキンケア]
「アンチエイジングのセオリー1 炎症」
アンチエイジングと聞けば、少し詳しい方なら、
まずはカラダの「酸化」を思い浮かべることでしょう。
しかし、あえて私が一番重要と考える「炎症」
を最初のテーマに持ってきました。
「炎症」(英語でinflammation)はアメリカでは
アンチエイジングを語るときのお決まり文句になっています。
アンチエイジングの専門家であるドクター・マークハイマン氏
によると、“炎症”とは、感染、アレルゲン、毒素などの侵入
により人間の抵抗力を活発化させることだそうです。
炎症には、目に見える炎症と目に見えない炎症があります。
目に見える炎症とは、日焼けなどでその箇所が赤くなったり、
痛みや腫れを起こすものです。
しかし、我々の知らないところで低レベルの
しかも目に見えない、感じることもない細胞レベルの
炎症というものもあります。
この目に見えない炎症というのは、
体に好ましくない食事、睡眠不足、紫外線などによって
カラダの中で密かに引き起こされているのです。
この低レベルの炎症が、関節炎、癌、アルツハイマー、心臓病、
そして美容的にはシミ、シワや肌のトラブルをもたらすのです。
アメリカのドクターズコスメの草分け、ドクター・ペリコン曰く、
「我々の皮膚は、内側からと外側から、常に炎症をもたらす
要素に曝されているのです。日焼け、空気の汚染、
強いソープ、スキンケア商品、病気、睡眠不足、
砂糖の摂取、脱水症状、などなど・・・
これらの炎症を最小限に食い止めることによって、
病気を最小限にし、寿命を延ばし、美容的には
若々しいお肌をもたらすことができるのです!」
★『必須脂肪酸』をたくさん含む自然食品を食べること、
αリノレン酸(亜麻、しそ)
EPA(さば、いわし、さんま)
DHA(かつお、まぐろ)
γリノレン酸(コーン、紅花、大豆)
アラキドン酸(レバー、卵)
オレイン酸(オリーブ、菜種、アーモンド、ピーナッツ、アボカド)
★避けるべき食品
『砂糖』(特にジュースなどに含まれる異性化糖)
『飽和脂肪』(コレステロールの合成を増やす、
脂身の多い肉、ベーコン、ソーセージ、ロースハム、
チーズ、バター、油で揚げたラーメン、ポテトチップス、
チョコレート、クッキー、ビスケット、ドーナツ、ケーキなど)、
『トランス脂肪酸』(マーガリンやショートニング)
まずここからスタートしてみましょう!
その上で、適度な運動をすることで自然の
抗炎症メカニズムが身に付くのです。